2009年12月6日日曜日

12.04 菅谷文雄展・ぎゃらりぃ朋 他

ぎゃらりぃ朋さんで5日まで開催しておりました。
 ポストからDMを取り出す時についつい「お!」とか声を上げてしまう私。この度もこの一枚にはかなり魅せられましてなんとか会期中に行きたい、といろいろ体に言い聞かせながらの予定作りが出来て、拝見に伺いました。

まず、この作品は、「水彩画」なのであります。

しかもかなり小さい作品群なのです。
主に自然の草花を描いてらっしゃいますが私流の言い方になりますが「おすまし」をしていない植物たちなのです。何とも饒舌に語る絵画たちなのです。

 菅谷さんは、持って来て描くとおっしゃいます。
 いろんな愛情を感じます。、長い間、土と共に観察してきた時間もそこには息づいていることが小さな作品からはみ出るがごとく、語りかけてきます。

 また、頭をがっつりと刺激が駆け巡りました。いいです。多弁な作品ってとても憧れます。
いろいろな人が、頭の中でイメージが膨らむことでしょう。バックの黒はなんとも優しく包んでくれました。

2009年10月9日金曜日

10.3 幻視ー屋久島 青木画廊


OZIBISM
10月3日(土)~10月16日(金)まで青木画廊さんで開催されております。
屋久島にて4人の美術家が同じ秘島に赴き、描いた作品展。
「山と渓谷」協賛の催しです。
門坂流先生・柄澤薺先生・多賀新先生・建石修志先生、みなさんの作品の魅力が盛りだくさん、それ以上かもしれません。
私は初日の早い時間に仕事の都合で伺ったので、門坂先生以外はお会いできなかったのですが、いろいろお話もできましたので、かなり至福。
門坂先生は油絵を(『大川の滝』他)出してらっしゃいますので、必見。初心に戻っての作品なのかもしれません。(大学は確か油絵科)
濃厚な4人展、日にちもたっぷりありますので、是非。

2009年4月28日火曜日

2009.4.24 多賀新展を拝見する

 養清堂画廊さんにて、多賀新先生の銅版画と鉛筆画の作品展を拝見しました。
お体をこわされてから10年たつそうですが、昨今は山に登ったり、パソコンに挑戦したりと新しいことにも積極的になさっていて、傍でお話を聞いているだけでも、かなりエネルギーを頂きました。
 悲しいことは、昨今、版画はなかなか売れないという現実。
 こんなに凄い作品群なのに…。多賀先生に限らずなことですが…。

 今回の作品で一番自分に訴えかけてきた作品は『天魔』という作品。
 宙に浮く肉体の写実の中に様々なメッセージを感じました。
 なんだか、すごくほっとする作品。
 
 ワインを頂き、真っ赤になって帰宅した心も体もほろ酔いの一日をとてもありがたく思いました。