2012年1月29日日曜日

'12 1 27 画廊周り


長く記述することができずすみません。理由は日記の方で。
まず不忍画廊さんの『現代版画70年』展に伺ってきました。(右は「長谷川潔氏の『一樹(ニレの樹)』
28日までのところが多いので、慌てていましたけれど、一同に揃えられた著名な版画家先生の作品が充実。すごく嬉しくて落ち着きなくクルクル回っておりました。もっと見ていたかったです。11日からですから、いらした皆様は満喫できたでしょう。う~ん、すごく濃かったです。長谷川先生のポストカードブックを購入(^-^)v

 平安堂さんの地下一階のギャラリー・オール・テールさんにて「クリスマスニューイヤー小品展」を拝見してきました。とにかく人数が凄いのですけど小さな作品にギュッとつまった個性に圧巻圧巻(^^;) 中川知洋さんは立体で、みの虫さん(作品名を記入してこなくてすみません)がかわいくて。ここも濃密な空間になっていて、かなりのインパクトで足も痛いですけどお脳もパンパンにはってしまいました。濃厚でした。

 京橋界隈を突進していたら、おお、これは!と見つけたのがイナックスギャラリー「種子のデザイン展」です。うわ~私の好きな種物~!もう90度左に曲がってすぐに入ってきました!やった!触れないけど本物~!大きなフタゴヤシもケースに。私、フタゴヤシの写真集(おバカかしら…)を持っているので、本物に感動。やった~。ひっつき系の種子たちはもう少し鮮度が良くないとわからないな~と。子供の時の思い出にもちょっと浸りました。

奥野ビルに行く前にちょっとリサイクル着物店に(いい色の麻の着物がいいぬきえりをばこっちに向けているのだ!)にふら~っと入ってしまってここでまた少しHPの書き込みは実は私などど戯言をいっぱいして、何も買わずに(ごめんなさい!)出てきて…いつかは麻!!と気持ちを新たにしまして。
 まず奥野さんでは銀座フォレスト&ミニ
中山沙織さんの油絵は遠景を絵具で丁寧にグラデーションしているので、一瞬画材はなんだろうと感じます。光っているから岩絵の具でもスプレーでもないのはすぐわかるのですけど。丁寧さと色彩が和を感じさせるものなので誤解されるみたい。画材は気にしなくてもいいですよね。綺麗な色彩感覚があるのって財産ですもの(私は全然ないので~)優しくしっとりした作品でした。ミニでは森村彩さんのこちらも油絵。ネコさんやうさぎさん、かわいいのですけどしっかりとしたデッサンで、色も独特なので見ごたえがありました。ミニのこの小さな空間がかなり好きな私。このくらいだと、結構大胆になれそう。学生さんたちにはどんどん持ってきていただきたいけど、私も挑戦させて頂きたいけど(;^_^Aだめですよね~。とにかくお二人とも素敵でした。

左の作品は下4階の江原画廊さんでの土田圭介さんの鉛筆画作品展の一枚。本当はもっと上にも右にも広さのある作品です。DMはカットされているので、原画を見ていない人は残念ですね~。
その原画を観てわかったことは、鉛筆の使い方などが私などとは違い、シャープに扱っていることがわかり、私も紙に悩むなら、ぼかしはやめてガッツリシャープに描いてみようか、と背中を押された気分です。

お向かいのギャラリー銀座一丁目さんに久しぶりにお伺いしました。柏崎実美さんの展覧会で、こちらはフェルトの作品。丁寧でしっかりした生地は冬だけではなく、一年中使えそう。マフラーなども二枚使いなどもあり、季節で遊べる工夫がありました。「たっぷり」という言葉がぴったり。こちらはまだ会期が31日までありますので、是非。

 目の保養をかなり出来た一日でした。めまいは何度かおこしましたが、根性でつっぱしっております。
私だけじゃない、みんなも頑張っているし、魅力をたくさん発していて、このままではいけない!と痛感させられました。有難い一日でした。