2007年8月25日土曜日

8月23日谷中界隈・ギャラリー猫町

ギャラリー猫町さんにて小出信久さんの個展「小さいねこの小さい庭」を拝見に行く。浴衣だったので、階段には驚く。でも大丈夫、雨ではなかったし。(小出さんと私は互いに雨を呼ぶ人間なのですがこの日は無事)かわいい空間に超ど級の小ささ!いつもながら頭が下がります。
右の作品は左のいすの上に展示されています。子供用のいすですが、どれだけ小さいかわかっていただけるかな?
 

 『圓朝まつり』ののぼりがあちこち。全然知らなかったのでわくわく。途中でパンフを見つけて広げながらめざすは「全生庵」。
『圓朝コレクション・幽霊図公開』とあります。
入館料500円でなかへ。

円山応挙作の幽霊図にご対面。あ~うれしい!目線がね、基本ですね。
他に意外だったのが伊藤晴雨画伯や河鍋暁斎画伯のものもありました。

河鍋画伯の幽霊は怖いとか怨念とかよりも、貧困に耐えかねたという感じで哀れさがあってらしくなくて収穫。作者はメモできなくてわからないのですが、こわかったのは、手で顔を隠しているのですが、その隠している上と下がずれている上、色が違うというもの。大魔神の下バージョンか?とおどけられなかった。普通の絵なんですけど、カラクリしているだけの方が妙にこわいです。

 落語は聴きに行けそうにないので、一息「乱歩」さんで。偶然、銀座ギャラリーフォレストさんで個展をしたことのある綺朔ちいこさんに出会う。こういう出会いもあるんですね。赤が印象的な絵を描く方です。こちらでは、小さな展覧会もできるとか。ちょっと怪しげな雰囲気のカフェで、とても気に入りました。

 さんのブログでも紹介していたので楽しみに入ったのが、ほとんどお隣の古今東西雑貨店イリアスさん。天野行雄さんの「お化け物産展」の作品を拝見にきたのですが、天野さんの作品も面白かったのですが…!
店内は私にとっては宝箱のような空間!あれもこれも欲しいな~とため息が。「龍の描かれた扇子」がかっこよくって!でも我慢!
 シルエット工場さんの川口喜久雄さんの作品には圧巻でした。幼少のころ見ていた影絵がそのままミニチュアで手に取れるかんじなのですよ。詳しくはリンク先にて。切り絵とはまた違う味わい。

 ついに我慢できなくて、エコバックを購入。てんとう虫がかわいい麻でしっかりとしたつくり。スケッチブックも端が折れないですみそうなので。もちろん私は画材いれにします。うれしい。お勧めです!
 もう少し歩きたかったし、猫の取材もしたかったのですが、内容が濃すぎて。
 濃厚な谷中にしばらくは目が離せません。

2007年8月23日木曜日

8月11日銀座7~8丁目・樋口一葉記念館

store&gallery S.c.o.t.tさんにてテクスタイルアート展を拝見。 明るい空間の中で鮮やかで大胆な染物(だけではないですが)たちがひしめいていました。Tシャツなど構図がよくて色も優しく、素敵でした。
 地下の三分の一は小物の展示になっていて、アクセやポストカード、お人形など、きれいに整理されて見やすかったです。開廊して間がないとマネージャーの益子さんはおっしゃりますが、二百人をこす会員をたばねて運営していくのは並大抵ではないでしょう。一人一人の説明もできなくてはいけないし。
 二階は「幸伸ギャラリー」でS.c.o.t.tさんのもうひとつの空間。窓があるので、自然光で作品が見られるのはかなり素敵。この日は『絵人五輪』第二回100人展。様々な作品が目白押し。アンケートをとっていましたが、時間がなくて私は参加できませんでした。すみません。
 頑張っていますパワーをもらって、紹介してもらった月光荘さんへ。

月光荘さんは画材屋さん。しかもオリジナルのものを扱う老舗。全然存じ上げておらず、反省。

左は地下の入り口に座っている少女のオブジェ。
その隣は、有料ですが、詳しいパンフレットを配布しています。私は、品のいいレターセットと緑色のスケッチブックを購入。素敵です。
地下と近辺に二店舗画廊を持ってらっしゃるとか。
地下にいってみました。(ここで少女がお迎え)
地下は「月光荘画室1」と題されていまして、小さな空間ですが、半分はティールーム。右側の壁はポストカードでいっぱい。DMの棚も別にありました。展示していたのは「ふたりてん」関悠美さんとたにつえりさん。おふたり共同で絵本を製作。懐かしい内容のストーリーで、ちょっと切なくなってお話も聞かせて頂く。ざっくりした大胆な絵もよいです。亀有のバルコさんにとっても合いそうだな~。たにつさんのHPのドメインが「つんつく」なのも、私のつぼにはまる!頑張ってください!

 大通りをわたって長谷川画廊さんへ。「さわやか なかま」展。9人の作家さんのグループ展でした。吹きガラスにはやはり興味がそそられる。もう少しお金が貯まったら帯止めを買いたい!

 急ぎ銀座を離れる。日記にも書いたので割愛しますが、「樋口一葉記念館・一葉の灯りー模型で見る一葉の世界」を拝見する。三浦宏氏の模型がずらりと展示されている。一葉の居宅や人力車などなど、そして大きな作品は三浦屋の模型。この中に辻村寿三郎さんのお人形や服部一郎さんの小道具なども飾られていて華やか。
 展示物を読んでいましたら、意外な事が。私はテレビでは、一葉の名の由来はいつも「おあし」がない(お金がない)からつけたといっていましたが、これって気丈を演出する為の台詞だったのかもしれません。ここでは、一艘の船のイメージをいろいろなものになぞらえて表しているのでは、としていました。
 他にもちょこちょこ行きましたが、ゆっくり見られなくて、申し訳ありません。暑い中、へろへろになりつつ収穫多しの一日でした。

2007年8月18日土曜日

8月1日 ケンタロウ 硝子作品展 海月幻想

 本日よりブログにて掲載していきます。
なかなか出発できなくて、中途半端な時期に更新と
なりました。 これからは新しいスタイルで私なりの感想を
載せていきたいと思います。

 8月1日
 Tea&Gaiiary花影抄さんにてケンタロウ 硝子作品展・
海月幻想
を拝見いたしました。
DMを頂いた時から「どう作っているんだろう!」と思いました。
作品はペンダントや帯止めなどを考えて作っているようで、
「花火」と題された作品群は硝子とは思えないきっちりとした幾何学模様で綺麗。
 写真は雫(しずく)型のペンダントの海月くんたちのひとつを掲載させて頂きました。愛しのくらげくんはこんな表現もできるのですね。圧巻です。
 根付の世界がまたまた広がりそうですぞ。